気候変動

エネルギー・二酸化炭素(CO2)削減

本社ビル省エネルギー対策

本社ビルにデマンドコントロールシステムおよびハイブリッドファンの設置をしました。本社ビルの使用電力が規定値を超えそうになったときに、デマンドコントロールによりエアコンの能力を70%までに制御し、電力の削減と同時にCO2の削減に努めています。また、ハイブリッドファンを天井に設置してある全室内機に取付け、室内の温度を撹拌させ室温の均一化を図っています。この結果、事務所等で働く社員には温度ムラの少ない環境で仕事が出来、又、取付け前に比べ約10~20%の室温を下げることが出来るなど省エネも含めた二重の効果を上げています。

白熱灯の全廃

本社ビル内において、照明用白熱灯の使用をやめ全館蛍光管に代えることにより、電力使用量を極力抑え、CO2の削減に寄与しています。

不使用時の消灯の徹底

昼休み時間帯など業務をしていない職場は、消灯することによりエネルギーの節約を計っております。また、階段やトイレなどにはセンサー式の照明を導入することにより不使用時の無駄な点灯を行わないようにしています。

コジェネレーション導入によるCO2排出量1,700トンの削減

栃木事業所に設置している自家発電所について、使用燃料をA重油から都市ガスへと変更しCO2排出量の削減を計っております。この変更により、2007年度は2005年度に比べ1,700トンのCO2を削減することが出来ました。また、発電所から発生する排出ガスを利用して、冷房装置やボイラーを動かし工場内の冷暖房に役立てています。

栃木事業所工場屋根のエコ対策

栃木事業所すべり軸受製造工場の冷暖房費の削減と温室効果ガス削減のため、従来の屋根の上に断熱材を敷き詰め、その上に新たに屋根を設置する三層式の屋根とした。従来方式の屋根に比べ断熱効果が高く、冷暖房費及び温室効果ガス削減に効果を上げています。

ビデオ会議システムの導入

主要な営業拠点にビデオ会議システムを導入し、人員の移動にかかるエネルギー消費を減らしています。一回の営業会議において、およそ400kgのCO2を削減している試算になります。

設備導入時のエネルギー削減

新規設備導入申請時に、従来設備と比較してエネルギー効率の高い設備を積極的に導入するよう社内規定を改定しました。その結果、新規導入される設備は従来比で10%以上のエネルギー削減を達成しております。

専用小型チラー設置による設備の冷却効率向上

関西事業所では圧延作業場の製造設備4台を大型チラー1台で冷却する方法から製造設備ごとに小型チラーを配置して冷却する方法に変更することで冷却水の配管距離を大幅に短縮し、各設備使用時も対応する小型チラーのみ稼働することで冷却に伴う消費電力を大幅に削減しました(従来:12.20kW、現在:2.13kW)。試算によると年間のGHG削減量は2016年度の関西事業所のCO2排出量の約5%に相当します。