「輪=和」で繋ぐ 欧州

1974年にデュッセルドルフに設立した輸出入代理店から40年、車載や制御機器のお客様との信頼構築に時間をかけ、新たにチェコにも新工場を建設しています。

コンチネンタル社からの表彰

2016年6月Continental Automotive AG社の主要取引先会議において、千住金属工業は「Supplier of the Year」を受賞し、クリスタル表彰トロフィーとパネル賞状が授与されました。表彰式では、「千住金属工業は、お客様と長い歴史を持つ、最も友好的なサプライヤーである」と称賛されました。お客様の世界拠点に供給し続けてきた千住金属工業の全員の『実力・誠実・闘魂』で得た賞です。

お客様

MTP 自動実装プロセス技術
マネージャー
エルハルト・ヘレ

表面実装事業に携わり30年になり、千住金属工業とは6年の付き合いになります。工程品質が安定せずにジレンマを説明したところ、サービス担当者が駆けつけ、問題を洗い出し、一緒に解決してくれました。当社が、鉛フリーに切り替えるべく、さまざまなタイプのペーストを試験した時も、要求に応えてくれたのは千住金属工業だけでした。その時に作成したリフロー炉の温度プロファイルで、今も順調に作業しています。今後も、我々に部品を供給しているサプライヤーへも、新しい問題が発生していないか、現在の品質基準を維持しさらに品質を向上させるために何が必要かを検討するときには、一緒に協力してほしいです。

お客様

DIEHL メーターシステムズ
技師
ウィルヘルム・ツィーグラー

電気やガスや水道のスマートメーターのグローバル企業として、10年ぐらい前に鉛フリーはんだへ切り替えるプロジェクトを通じて千住金属工業のソルダペーストを評価したのがキッカケで、取引きを開始しました。テスト結果は非常に良好で、満足のいくものでした。私たちは、キュアリングやマイグレーションに関する要求仕様書をもっていますが、他社のペーストは評価時に問題が生じ、千住金属工業製にたどり着くまで、要求に合うペーストは全然見つかりませんでした。私の夢は、低融点のペーストを使用することです。200℃以下であれば炉の簡素化で省エネ化 でき、多くの構成部品を傷めずにリフロープロセスに統合可能です。環境への配慮と同時に多くの問題が解決します。

産学連携

西ボヘミア大学 RICE特任教授
フランチェスカ・シュタイナー

20年前、ボヘミア大学で博士課程に在籍し実験に明け暮れていたころ、ミュンヘンでのプロダクトロニカ展に出展していた千住金属工業のはんだ商品「ECO SOLDER」を知り、実験で活用させてもらいました。今は、RICE(Regional Innovation Centre of Electrical Engineering)にて、電気工学的な診断技術のチームリーダーを任されており、プリンテッド・エレクトロニクスをはじめとするパワー半導体などの研究開発プロジェクトで、千住金属工業のはんだ材料は大いに役立っています。最初は、小さなプロジェクトでも、長期に渡って継続し、大きなプロジェクトに育てたいので、千住金属工業とのコラボレーションをもっと強化していきたいと思っています。

経済団体

チェコ日本商工会
事務局長 中越 誠治

日系車載電装機器メーカーで海外事業企画プロジェクトを7ヵ国で立ち上げた企業経験を活かし、2009年から商工会で日系企業の活動支援をしています。企業人として活躍していた時から、千住金属工業は、グローバルなサプライヤーとして注目していました。1,500名ほどの日系在住者がチェコにおり、当商工会では135社・団体が活動しています。日本の文化や企業の社会的な価値も含めた土着化や、積極的な宣伝がこれからの課題だと思います。「いい商品を届けたい」という素晴らしい考え方や社会貢献活動を含めた日本での素晴らしいオぺレーションを水平展開して、一般の人たちにも伝えていって欲しいと思います。

調達取引先

CBRE シニアコンサルタント 横関 真弓

スマート・シティーの開発を手掛ける、世界最大の事業用不動産サービス会社(拠点;400ヵ所、従業員:7万人)の欧州担当として、2008年のリーマンショック以前からお付き合いいただき、オフィスや工場の開設用地の選定をお手伝いさせていただいています。用地物件を調査選定している時、新社長の村松社長がご自分のスタッフを大変誇りに思っていると自己紹介され、「日本ぽい」雰囲気がとても印象的で、羨ましいとも思いました。この日本企業の素晴らしさを、工場建設を通じてチェコの人々にも広めていってほしいと思います。

地域社会

日本料理

チェコ・プラハ6区にある日本食レストランです。プラハへ出向されている日本人の方々には、公私共にご利用いただいております。千住プラハ支店の皆様には、設立当時よりご愛顧いただいており、10年近くのお付き合いとなります。新鮮なお刺身の提供や、食後のデサートに大福を取り入れてみたりと、チェコに日本文化を広められるよう日々努力をしております。ご来店いただきました際には、おいしいお料理の提供と日本語による接客サービスを心掛けておりますので今後も宜しくお願い致します。

皆様からのご意見をいただいて

千住ヨーロッパ 村松栄彦社長(右)
チェコ支店 露久保武支店長

お客様からのご要望に応えるため、新たにチェコ工場を建設予定です。(写真は建設予定地)来年の工場稼働に向け、2015年より準備を進めております。ヨーロッパでは日系企業様、現地企業様共に車載関連のお客様が多く、技術・サービスのサポート体制を充実させるべく日々邁進しております。今後もステークスホルダーの皆様方に支えられている事を常に認識し、更に地域に根づいた営業活動を行ってまいります。