Conflict Freeへの軌跡

2011年1月にEICC(電子業界のCSRアライアンス)に加盟し、世界中で開催されるEICC総会に出席し米国市場に上場しているお客様企業と密接な関係を構築してまいりました。2014年からはCFSI(Conflict-Free Sourcing Initiative) 会員としてもCFS(Conflict-Free Smelter)紛争鉱物不使用精錬所プログラムへの参加と第三者認証取得を精錬所に積極的に働きかけ、2015年2月、取引先の精錬所が全てCFS認定されたことを報告しました。SEC最終規則へのより厳密な対応を要求される3年目以降は、引き続き全ての調達先製錬所にCFSプログラムでの認定の更新を呼びかけ、千住金属工業の棒はんだ・やに入りはんだ・プリフォーム・アノード・ペースト・ボールなどの商品の安全で安心なサプライチェーンの持続を目指します。

紛争鉱物対応調査の目的でベルギーの精錬所に定期監査で訪問した栃木管理部の藤原副部長

2012年以降の紛争鉱物調査依頼件数の推移

4年間(47ヵ月累計)で、約7,000件の調査依頼(月平均150件)がありました。本調査のピーク時には、国内外のお客様から2倍以上の調査依頼があり、安全な調達先であるとのご満足をいただいております。千住金属工業は、2011年1月にEICCに加盟し、2014年からは、CFSI(Conflict-Free Sourcing Initiative)正会員として活動しています。

お客様からの問合せ専用メールアドレスの紹介
conflictfree@senju.com

調達取引先に求める基本姿勢としては、ISO9001・ISO14001の要求事項とEICCが規定するサプライチェーン・アセスメントのガイドラインを参考にしていますが、紛争鉱物調査に基づくサプライチェーンの構築は、社会に及ぼす影響が高いことから、取引先精錬所を訪問し、納入ロット番号の原産地割出のトレーニングも含め、精錬所のマネジメントと個別会議を実施しています。

ペルー、ボリビア、インドネシア、台湾のスズ地金の精錬所のマネージャーと栃木管理部の藤原副部長

調達活動 サプライチェーン・アセスメントの推進

千住金属工業は、購買方針として購買姿勢(取引先に対して礼儀を重んじ、公平かつ誠実な調達)と取引先との調達にあたって右記のCSR調達方針を明示しています。

また、調達取引先に求める基本姿勢としては、ISO9001・ISO14001要求事項とEICCが規定するサプライチェーン・アセスメントのガイドラインを参考に14項目をお願いしています。

国内外の取引先への監査活動は、年間計画に沿って調達部門と関連する開発と製造部門が実施しています。2015年度は、国内と海外の取引先にサプライチェーン・アセスメントにご協力いただき、問題のないことを確認しています。